第二のジョンインちゃん事件?…2歳の養子、暴行を受け意識不明=韓国(画像提供:wowkorea)
第二のジョンインちゃん事件?…2歳の養子、暴行を受け意識不明=韓国(画像提供:wowkorea)
里親の虐待により生後16か月の乳児が死亡した「ジョンインちゃん事件」が発生して7か月、再び養子児童虐待事件が発生した。

韓国京畿南部の警察庁女性・青少年捜査隊は児童虐待の犯罪の処罰などに関する特例法上の容疑で30代男性A氏を緊急逮捕したと9日、明らかにした。

警察によると、A氏夫婦が養子縁組した2歳のBちゃんは前日午後6時頃、A氏の自宅である京畿道華城市近くの病院に意識不明の状態で運ばれてきた。

当時、医師は脳内出血の症状を示すBちゃんの体中に傷やあざを発見、虐待を疑って警察に通報し、Bちゃんは仁川の大型病院に運ばれ、脳の手術を受けた。

警察はその後Bちゃんが虐待を受けて意識不明の状態に陥ったと判断し、A氏を緊急逮捕した。

A氏は警察の調査で「一昨日の午前、子供がぐずついたため手で数発殴ったが、その後寝たのに起きなかった」と虐待の一部を認めたと伝えられた。

しかし、医療スタッフは、Bちゃんの発育状態や全身の傷からみて一度の虐待ではないという意見を明らかにした。

Bちゃんの状態を直接見たジョン・テソク外傷外科教授は、あるメディアインタビューで「足や背中などは少し前にあざができたようであり、左側の中側はひどくあざができた状態で比較的最近できたもののようだった」とし「子供の栄養状態も良くないとみられた」と述べた。

A氏夫婦は昨年8月、養子縁組機関を通じてBちゃんを養子としたことが分かった。養子縁組以降、現在までにBちゃんと関連した虐待申告は受理されなかった。

今回の事件は7か月前、昨年10月に発生した「ジョンインちゃん事件」と似ており国民の怒りを呼んでいる。

ジョンインちゃん事件は、養子となってから8か月が過ぎた生後16か月のジョンインちゃんが里親のひどい虐待により膵臓と肋骨などに致命的傷を負い死亡した事件で、検察が里親に死刑を求刑するほど重大な犯罪であると認識された。

養子の家庭での児童虐待が繰り返され、養子縁組の手続きや里親の検証、事後管理などの手続き的な補完が必要だという声が高まっている。
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