「バイデン式“対北政策”」に対して、G7は「支持」を表明した(画像提供:wowkorea)
「バイデン式“対北政策”」に対して、G7は「支持」を表明した(画像提供:wowkorea)
米国は 新たな“対北政策”において、国際的な支持の確保に乗り出した。バラク・オバマ元大統領の「戦略的忍耐」、ドナルド・トランプ前大統領の「一括妥結」とも異なる「第3の“段階的接近外交”」路線を示した“バイデン式政策”に対して、G7(主要7か国)は声明を通じて「支持」を表明した。北朝鮮に「手を差し伸べた」米国を評価したかたちとなった。

ただ これに対して 北朝鮮はまだ、特別な反応を示していないとみられる。今後 当分の間 「非核化」をとりまく米朝間の「神経戦」の中、朝鮮半島の緊張が高まる可能性があるという見方が出ている。

G7外交・開発相会議が今月4日から5日(現地時間)の二日間、英ロンドンで行なわれ「北朝鮮は挑発を自制し、非核化協議に参加せよ」という内容を含めた共同声明が発表された。

また G7外交・開発相たちは 実務晩餐会で、「北朝鮮」を議題として重点的に扱った。この「G7加盟国だけ」の場には、朝鮮半島の非核化の当事者である「韓国」は参加しなかった。

一方 ワシントンポストは5日(現地時間)、米国の高位当局者からの引用で「バイデン政権が新たな対北政策の検討結果を伝えるために、北朝鮮への接触を試みたが、北朝鮮からの反応はなかった」と報じている。

アントニー・ブリンケン米国務長官は「これから数日・数か月の間、北朝鮮の言動を見守る」として、事実上 “ボール”を北朝鮮に渡した状態になっている。

現実的に 北朝鮮の典型的な態度が変化するのは簡単ではないことを踏まえると、“米朝対話実現”までには 高度な神経戦が繰り広げられるという見方が優勢となっている。また 実現が成されない場合、朝鮮半島の緊張は更に高まる可能性も少なくないとみられている。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 96