農村振興庁国立園芸特作科学院の温室でイチゴを収穫する様子(画像提供:wowkorea)
農村振興庁国立園芸特作科学院の温室でイチゴを収穫する様子(画像提供:wowkorea)
農林畜産食品部(農林水産省に相当)によると、同部は昨年12月から大韓航空と業務提携し、シンガポールにイチゴ輸出専用の航空便を運航している。

専用機はこれまでの5か月間で週4回ずつ計88回運航し、シンガポールに対する総輸出量の91%に相当する958.7トンを運んだ。業務提携時に決めた運賃は4か月末まで変わらず、輸出業者や農家による物流コストの負担減少にも寄与した。

さらに農林畜産食品部は専用機の運航と共に、現地で付加価値の高い高級品として販促活動を推進した。

今年2~4月には高級品を扱うシンガポールの流通業者と共に販促活動を集中展開。現地テレビの生放送における販売では売上高1万ドル(USD)を記録した。また有名シェフと提携し高級デザートショップでイチゴを使ったメニューを提供したほか、高級レストランやホテルでは韓国産イチゴをデザート用食材として購入した。

これにより昨年12月からの5か月間で、対シンガポールのイチゴの輸出額は1525万5000ドル(USD)と前年同期比21%増加した。輸出単価も1キログラムあたり14.5ドル(USD)と前年同期比30%以上上昇した。

農林畜産食品部のノ・スヒョン食品産業政策官は「今後シンガポールだけでなく、香港やタイ、ベトナムなど主要国でも高級品として販売することで市場を拡大し、農家の所得引き上げに寄与する」と話している。

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