江原道江陵市の臨時検査所で検査を受ける市民=(聯合ニュース)
江原道江陵市の臨時検査所で検査を受ける市民=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は5日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から676人増え、累計12万4945人になったと発表した。市中感染が651人、海外からの入国者の感染が25人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(541人)より135人多く、2日(606人)以来3日ぶりに再び600人台となった。土日に検査数が減った影響が薄れる週の半ばを迎え、再び感染者が急増した。  5日のこどもの日(祝日)をはじめ父母の日、釈迦誕生日(祝日)がある5月を迎えて各種の集まりや行事が増えるのに加え、蔚山市など一部地域で海外から流入した感染力の強い変異ウイルスの感染者の割合が増えており、感染者数はさらに増加する恐れがある。 政府は防疫対策「社会的距離の確保」の現行レベル(首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階)と、直系家族の集まりを除く5人以上の私的な集まりを禁止する措置を23日までさらに3週間維持すると同時に、「日常生活の回復」のための集団免疫の獲得を目標にワクチンの接種を急いでいる。 新たに確認された市中感染者651人を地域別にみると、ソウル市が234人、京畿道が162人、仁川市が16人で、首都圏が計412人と全体の63.3%を占めた。 首都圏以外の地域は江原道が48人、慶尚北道が38人、慶尚南道が26人、釜山市が22人、蔚山市が21人、大田市が18人、済州道が13人、全羅南道が12人、忠清北道が11人、忠清南道が10人、光州市が8人、大邱市と全羅北道がそれぞれ6人だった。 主な感染事例をみると、済州道の大学のレスリング部と京畿道楊州市の陸軍部隊でそれぞれ7人の感染が確認された。 江原道江陵市では外国人労働者743人を対象に検査を行ったところ、43人の感染が判明した。また、忠清南道牙山市の教会(累計24人)、全羅南道麗水市の遊興施設(16人)などでも感染者が発生した。 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは25人だった。このうち12人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの13人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日から7人増えて計1847人となった。韓国国内の平均致死率は1.48%。重篤・重症患者は前日から11人増え、173人となっている。 4日の検査件数は3万6914件で、前の日に比べ4915件少なかった。
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