韓国統一部(省)は今日(3日)、北朝鮮が前日(2日)“米国の対北政策基調”と“韓国の脱北者団体による対北ビラ散布”に対して「相応行動」措置をとると警告したことについて「北朝鮮は、朝鮮半島において 緊張を生じさせる一切の行為もしてはならない」という立場を改めて明らかにした。

統一部の報道官はこの日の定例会見で、前日に北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長が対北ビラ散布に対して非難の談話を発表したことについて「北朝鮮は 『朝鮮半島において緊張を生じさせることなく、恒久的な平和定着のために共に協力していく』という“南北首脳宣言”の合意の当事者だ」と語った。つづけて「北朝鮮は、このような合意の精神、そして合意の主旨を尊重すべきだ」と強調した。

一方 韓国の脱北者団体“自由北韓運動連合”が先月 対北ビラを散布したと主張していることに対して“統一部が別途に捜査を依頼する計画はあるか”という問いに「警察がすでに捜査を進めており、速やかに徹底した捜査を実施しているという方針も すでに明らかにされている」とし「現在としては 統一部の次元で、別途の捜査依頼などの措置をとるべき必要性があるとは判断していない」と答えた。

つづけて「警察の調査過程などを見守りながら、法律にのっとって履行されるよう協力していく」と付け加えた。

北朝鮮のキム第1副部長は前日 談話を通じて「韓国の脱北者団体による対北ビラ散布の責任は韓国政府にある」と警告している。また同日 北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長と北朝鮮外務省は それぞれ談話を発表し、「外交と断固とした抑止で、北核の脅威に対処する」としたジョー・バイデン米大統領の議会演説と、「北朝鮮の人権問題」を指摘した米国務省報道官の声明に対して反発している。

このことについて 統一部の報道官は「北朝鮮の立場方式は非常に多様なため、その方式に対して意味付けするよりは、関連動向を冷静に見守りながら分析していくことが必要だ」と語った。

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