中国、ロシアと共に米国に対抗する「宇宙開発」…独自宇宙ステーション来年完成(画像提供:wowkorea)
中国、ロシアと共に米国に対抗する「宇宙開発」…独自宇宙ステーション来年完成(画像提供:wowkorea)
1992年、米国は、国際宇宙ステーション(ISS)の建設に参加の意思を明らかにした中国を国家安全保障問題を理由に拒否した。米国とロシアの主導で16カ国が参加したISSに、中国が抜けた理由だ。

以降、中国は「一人でも作る」と宇宙ステーション(CSS・Chinese Space Station)の建設を開始した。その時、中国の国内総生産(GDP)は米国の10分の1に満たず、宇宙開発技術はよちよち歩きの段階だった。しかし、2021年4月29日、中国は宇宙ステーションの中核モジュールを宇宙へ打ち上げることに成功し、独自の宇宙ステーション建設に近づいた。

米国と中国の覇権争いは宇宙でも激化している。ロシアも一人苦労してきた中国側に立った。ロシアと中国は今月初め、共同で宇宙ステーションを建設する「月軌道と表面に造成される実験研究施設開発」の覚書を締結した。米国主導の月の復帰計画と競争構図をなしたものである。

これに先立ち、米国は2024年までに月に宇宙飛行士を送って2028年から常駐体制に入るアルテミス(Artemis)プログラムを推進しながら、宇宙探査協力規範を盛り込んだアルテミス協定を締結してきた。オーストラリア、カナダ、日本、イギリス、イタリア、ルクセンブルク、アラブ首長国連邦(UAE)など7カ国がすでに参加し、数はさらに増える見通しだ。

中国とロシアはこれに対抗し、新しい宇宙プロジェクトを構想している。具体的な内容まで公開されなかったが、「関心を持っているすべての国と国際的なパートナーに開放されている」と強調した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88