感染拡大に続き火災まで…入院中の患者15人が死亡＝インド

新型コロナウイルスの感染拡大に直面しているインドにおいて、病院で火災が発生し、同ウイルスに感染した患者15人以上が命を失った。

AP通信とインドのNDTVによると、現地時間1日午前1時頃、西部グジャラート州バルチにある厚生病院で火災が発生した。AP通信は警察関係者を引用して、この火災で入院中の新型コロナウイルスに感染した患者15人以上が死亡したと報じた。また、死傷者の数は増える可能性があると伝えた。

病院は4階建ての新型コロナウイルス治療専門病院で、火災は建物の1階から発生したものと推定された。1時間以内に鎮火され、約50人の患者が救助された。火災の原因はまだ具体的には把握されていない。

インドではこの日1日だけで新規感染者数が40万人を超えるなど、新型コロナウイルスの感染拡大が著しい状況だ。世界的統計サイトのワールド・オメーターによると、先月30日(現地時間)におけるインドの感染者数は40万2110人を記録し、初めて40万人を突破した。現在、インドの累計感染者数は計1915万7094人で、米国の3310万1709人に続き2番目に多い。また、インドではこの日だけで3522人が死亡した。これは前日の3501人より21人多い数値だ。先月28日には死者数が3647人を記録し、過去最多となっていた。