政府の防疫対策「社会的距離の確保」が改編される(資料写真)=(聯合ニュース)
政府の防疫対策「社会的距離の確保」が改編される(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は30日、新型コロナウイルスワクチンの接種が滞りなく進み、人口10万人当たりの1日平均感染者数が1000人以下に抑えられた場合、7月から防疫対策「社会的距離の確保」の改編を行う方針を明らかにした。  これに先立ち、政府は現在、第1段階から第3段階まで0.5段階刻みで5段階に設定している社会的距離の確保のレベルを第1~第4段階までの4段階とし、不特定多数が利用する施設の営業禁止を最小限にとどめることを柱とする改編案の草案を発表していた。 政府はこれを基に7月から適用する社会的距離の確保のレベルを再調整し、人口10万人当たりの1日平均感染者数が▼1人未満(全国で約500人未満)で第1段階▼1人以上(同約500人以上)で第2段階▼2人以上(同約1000人以上)で第3段階▼4人以上(同約2000人以上)で第4段階――とする基準を導入する。 中央災難安全対策本部によると、医療機関の対応能力などを考慮してレベル調整の基準を上方修正し、施設に対する規制は最小化することで自律と責任に基づく防疫を実施する。これまで適用されていた5人以上の私的な集まりの禁止、午後10時までの営業時間制限などは調整される。 今回発表された改編案は現在、南東部・慶尚北道の12の郡で試験運用されている。 運用期間は来月2日までの予定だったが、社会的距離の確保の現行レベルと5人以上の私的な集まりの禁止措置が延長されたことに伴い、5月23日まで3週間延長される。 他の地方自治体からも要請があれば試験運用を拡大する予定だという。
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