台湾は、新型コロナウイルス感染症の拡散により困難に直面しているインドを支援するために、酸素供給装置などを送ることにした。台湾のこのような動きは、中国がインドと国境対立を続けている中、外交関係強化のためのものだとみられている。

今日(29日)香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、台湾外交部(外務省)の曹立傑 次長はインドに対して「似た主義の重要な国際的パートナー」として「酸素供給装置とその他の防疫物資は、今週中に(インドに)輸送されるだろう」と伝えた。

台湾は、正確な物資の規模を明らかにはしなかった。しかし「これがインドへと送られる最初の防疫物資だ」としていることから、長期的な支援を示唆した。

台湾とインドは、公式的な外交関係を結んでいないが、それぞれの首都に代表事務所を置いている。台湾外交部によると、呉ショウ燮 外相は インドが困難な状況にあるという事実を知り、すぐさま支持を表明し、その後 台湾内の企業たちと協議を始めた。

台湾は、中国とインドが国境紛争により関係が悪化している状況の中、このような支援を決定したという点で、注目される。

一方 米国も、インドにアストラゼネカ社の新型コロナワクチンと医療装備を支援することにした。つづいて 英国・フランス・ドイツなどの米国の同盟国たちも、支援の意志を明らかにしているが、このことが 中国の勢力拡張をけん制するためだという見方も出ている。

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