ソウル市は輸入水産物流通食品に対する原産地表示特別点検(4月23日~5月12日)および放射能食品安全性回収および検査(5月10日~6月30日)を実施すると25日、明らかにした。
まず、原産地表示特別点検はソウル市、25の自治区、国立水産物品質管理院、名誉監視院など、官民合同で実施する。ここ1か月間、ホタテ貝、冷蔵スケソウダラ、ガンギエイ、活マダイなどを輸入したことのあるノリャンジン(鷺梁津)水産市場などの水産物販売店や飲食店などが点検対象となる。
重点点検事項は、輸入水産物を国内産に変えた虚偽表示のある販売行為、原産地未表示などだ。違反時には告発および罰金などの強力な行政措置を実施する。
さらに、市の民生司法警察団は、食品安全捜査チーム内の食品分野で長年の捜査経験を持つ捜査官で特別捜査チームを構成し、水産物原産地違反行為に対する危害事犯を専担捜査する。これまでは主に旧正月や旧盆などの特定期間に原産地違反に関する企画捜査を集中的に行っていたが、これからは輸入水産物に対し、常時捜査体系へと転換する。関税庁および国立水産物品質管理院との協力捜査を通じて、情報を緊密に交流し協業することで取り締まりの実効性を高める計画だ。
輸入水産物に対する放射能食品安全性の回収および検査はソウル市や市の保健環境研究院が実施する。鷺梁津水産市場、カラク(可楽)農水産物総合卸売市場などで流通されるホタテ貝、マダイなどの主要輸入魚種だけでなく、輸入流通食品、輸入原材料加工食品などを対象にする。不適合時は直ちに廃棄措置をし、所管機関に行政処分を依頼する。
ソウル市市民健康局のパク・ユミ局長は「ソウル市は輸入水産物など、食の安全確保のために原産地表示制、放射能汚染懸念食品に対する持続的な点検とモニタリングを実施する」とし「違反事項に対しては強力な行政措置を実施し、食の安全管理を強化していく計画」と述べた。
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