「救急車の行く手を阻んだタクシー運転手」殺人は嫌疑なしの結論…「因果関係はない」=韓国(画像提供:wowkorea)
「救急車の行く手を阻んだタクシー運転手」殺人は嫌疑なしの結論…「因果関係はない」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国警察は、昨年の接触事故後に「事故処理からしろ」と言い、救急車の行く手を10分間余り阻んだタクシー運転手に対する遺族の追加告訴について、警察が殺人および殺人未遂について責任を問うことは難しいと判断し、嫌疑なしの結論を下したことが確認された。

ソウル・カンドン(江東)警察署は、殺人、殺人未遂、過失致死・致傷、特殊暴行致死・致傷、一般交通妨害致死・致傷、救急医療に関する法律違反などの疑いを受けているタクシー運転手チェ某氏(32)に対する捜査を来週中に終える計画だと、23日に明らかにした。

警察はチェ氏に適用された容疑のうち、殺人・殺人未遂については「容疑なし」として処理する計画だ。残りの容疑はすでにチェ氏が同じ容疑で裁判に渡されて刑が確定し、「公訴権なし」の処分が下される予定だ。

警察が殺人容疑がないと判断したのは、チェ氏の行為と被害者の死亡との因果関係を見つけるのは難しいと判断したためである。

これに先立ち、チェ氏は昨年6月8日、ソウル江東区の地下鉄5号線コドク(高徳)駅近くの道路で救急車と接触事故が起きると「事故処理からしろ」と言って救急車の行く手を10分間余りにわたって阻んだ容疑を受けている。当時該当救急車には呼吸困難を訴えていたステージ4の肺がん患者A氏(死亡当時79歳・女性)を乗せていたことが分かった。患者は他の救急車に乗って病院に運ばれたが、当日の午後9時頃に死亡が確認された。
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