日本と隣接している5の市と道、福島原発汚染水放流に共同対応を約束=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本と隣接している5の市と道、福島原発汚染水放流に共同対応を約束=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 大韓海峡(対馬海峡のうち、対馬と朝鮮半島の間の海峡)を挟んで日本と接している5つの市と道が日本政府の福島原発放射能汚染水の海洋放流決定に対して共同で対応することにした。

 釜山市は22日、釜山市、蔚山市、慶尚南道、全羅南道、済州島など大韓海峡に面している市と道の担当課長が出席した中で、福島原発汚染水の海洋放流決定に対する対応策作りのための実務協議会を開催したと発表した。

 この日の実務協議会では、日本政府による放射能汚染水の海洋放流決定の撤回を求める一方で、市・道別の対応状況を共有し、5つの市と道の共同対応策と協力課題の発掘について議論した。

 これらの市・道は日本と大韓海峡を挟んで接している、地理的に日本に近い地域であり、今回の日本政府の決定が市民の安全と海洋環境はもとより、水産業界に及ぼす影響について深く懸念しており、今後、定例会議を通じて継続的に対応していくことを約束した。

 釜山市のパク・ヒョンジュン市長は「放射能汚染水の海洋放流は海洋環境汚染はもちろん、市民の健康と安全に直結する問題であるため、日本に隣接する市・道と協力して強力に対応し、海洋環境保護と水産物安全管理のために必要なあらゆる措置を講じていく」と述べた。

 一方で、釜山市を含む5つの市・道は昨年10月に日本の福島放射能汚染水の海洋放流を阻止するための実務対策協議体を設置し、共同建議文を準備して大韓民国市道知事協議会に提出していた。

 これを受け、17の市・道知事は共同建議文を採択し、昨年12月22日、福島放射能汚染水海洋放流議論を直ちに中断するよう政府に建議している。

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