初公判出席、「亀尾3歳女児」実母…取材陣の質問に沈黙=韓国(画像提供:wowkorea)
初公判出席、「亀尾3歳女児」実母…取材陣の質問に沈黙=韓国(画像提供:wowkorea)
キョンブク(慶北)「クミ(亀尾)3歳女児死亡事件」の被害女児の実母A被告(49)は、取材陣の質問に沈黙を貫いた。

初公判が開かれる22日午前11時より1時間30分早い9時30分ごろ、護送車に乗りテグ(大邱)地方裁判所キムチョン(金泉)支部に到着したA被告は、裁判開始前の待機場所である拘置監に入る際、「容疑を認めるのか。悔しい点はないのか」などの取材陣の質問に何も答えず、足早に移動した。

死体遺棄未遂と未成年者略取誘引などの容疑で起訴されたA被告は、4回にわたる遺伝子検査の結果、死亡した女児の祖母ではなく「実母」であることが明らかになったが、依然として出産の事実などを否認しており、法廷争いが激しくなるものと予想される。

裁判の争点は、A被告の出産事実の証明と、A被告の娘B氏(22)が出産した子どもの行方、A被告が自身の生んだ子どもとB氏が生んだ新生児をすり替えた事実を立証することができるかだ。

検察はA被告の容疑と関連し、実の娘であるB氏が2018年3月30日に亀尾市の産婦人科で出産した新生児をどこかへ連れて行き、未成年者略取をしたと判断した。

犯行時期はB氏の出産直後である2018年3月31日から4月1日と推定される。

A被告はまた、今年2月9日ごろB氏の居住地で女児の遺体を発見し、遺体を埋めるため服と靴を購入した後、布団と段ボールを持って行ったが、怖くなって布団を遺体に被せ、段ボールを遺体の横に置いたまま帰ったなど、死体隠匿未遂の容疑も持たれている。

死体遺棄未遂容疑の立証は、A被告が「死亡した女児を遺棄しようとしたが、怖くてできなかった」との趣旨の自白をしているため、難しくはないものとみられる。

しかし未成年者略取誘引容疑は、B氏が出産した女児の行方がわからず、遺伝子検査により死亡した状態で発見された女児がA被告の実子である事実は立証できるが、こうした事実がA被告が消えた子どもを略取誘引したという直接的な証拠にはならないため、検察が明確な証拠を提示しなければならないとみられる。
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