「摂りすぎると毒」…「ビタミンA過剰保有」健康食品の販売中止＝韓国

韓国消費者院が成分の問題で海外でリコールされたビタミン剤、たんぱく質サプリメントなどの健康食品の3つの種類の販売を中止したことが分かった。特に2つの製品は、推奨量以上服用すると脱毛、流産などの副作用を引き起こす可能性があるビタミンAを過剰に含んでいた。

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22日、消費者院によると、最近△ヴィータベイビタミンA（Vitabay Vitamin A 10,000 IE / IU）△ブーツマルチビタミン（Boots Multivitamins）△アイサジェニックタンパク質サプリメント（Isagenix Isalean Shake Creamy Dutch Chocolate）の3つの製品について国内オープンマーケットと購買代行サイトで販売中止とした。

これらの製品は、長い間、多量に服用すると、人体に害を及ぼしうるビタミン成分を過剰含有するか、または表示されていない成分が含まれていることが確認された。

ヴィータベイビタミンの場合、ビタミンAが過度に含まれておりベルギーで120カプセル容量の製品がリコールされた。賞味期限にかかわらず、すべてがリコールの対象である。ブーツマルチビタミンは、ラベルに表示されていないビタミンや鉄分錠剤が含まれており、イギリスでリコールされた。

アイサジェニックタンパク質サプリメントは、ビタミンが製品ラベルの表示よりも過度に含まれており、854g・61g容量の製品がカナダでリコールされた。具体的にはビタミンA、ビタミンB12、ビタミンE、葉酸、セレン、クロム、モリブデン、マグネシウムが安全に摂取することができる許容上限摂取量を超えた。

ビタミンAは他の脂溶性ビタミンに比べて毒性が強く、肝臓にたまる特徴がある。長い間、過度に多く摂取すると骨や筋肉の痛み、皮膚の乾燥、脱毛などを起こす恐れがある。妊婦がビタミンAを過剰摂取すると流産や胎児の先天性奇形などを引き起こす危険性があるため、より注意が必要である。一方、海外輸入を通じた健康食品の購入規模は年々増えている。関税庁の電子商取引の物品の輸入動向によると、最近5年間（2016〜2020年）健康食品の通関件数は2016年350万5966件、2017年497万4000件、2018年663万8357件、2019年984万38件、 2020年1234万7765件と毎年増加し5年間で約252.2%増加した。