不動産投資の過程で銀行の残高証明書を偽造した嫌疑で裁判を受けたユン・ソンヨル(尹錫悦)元検察総長の義母である崔某氏(75)がメディアの‘オーマイニュース’を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こした。

崔氏の法律代理人であるソン・ギョンシク弁護士は21日「『尹錫悦元検察総長の義母はとりわけ不動産に執着していた』という見出しの記事を報じたオーマイニュースとク・ヨンシク記者を相手取り、3億ウォン(約2850万円)の損害賠償訴訟をソウル東部地裁に提起した」と明らかにした。

オーマイニュースは当該記事で、崔氏が不良債権として競売に出た建物の土地を買い入れ、転売したり、同業者を利益配分から排除するなどのやり方で財産を増やしたという内容を報じた。

ソン弁護士は「単純な誤報には訴訟を控えてきたが、オーマイニュースは実名と写真を公開し、人格を冒とくする内容で報道した。既に確定判決で実刑まで宣告された人たちの一方的な主張を根拠に、検証もなく記事を書くなど、法的措置は避けられない」と訴訟背景を説明した。

ソン弁護士は「今後も反復的で悪意的な誤報に対しては法的措置を取る予定だ」と述べた。

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