韓国の李仁栄 統一相(画像提供:wowkorea)
韓国の李仁栄 統一相(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・イニョン(李仁栄)統一相は今日(21日)「膠着した南北関係の復元のためには、交流協力分野での地方自治体の役割が重要だ」とし、統一部(省)と自治体間の緊密な協力を通じて、新たな地平を共に開いていくことを求めた。

イ統一相は、この日開かれた“地方自治体 南北交流協力政策協議会”に参席し「これからの交流協力の未来には、住民と直接触れ合う自治体の役割が重要だ」として、先のように語った。

イ統一相は冒頭発言で「いまや自治体と地方分権拡大は、逆らうことのできない時代の流れとなった」とし「自治体の役割と責任は より拡大され、その過程で南北交流協力も自治体の重要な機能として位置付けられる」と期待した。

つづけて「自治体の交流協力基盤を強固にして、保健・医療、災害・災難、気候・環境など生命安全共同体領域として、平和共同体に向かう開発協力へと飛躍する新たな場を、共に準備すべき時だ」としながら「統一部と自治体が知恵と意志を集め 直面した問題を改善し、緊密に疎通・協力していこう」と強調した。

また イ統一相は、ドイツ統合の事例をあげた。「ドイツは62の都市間の姉妹結縁を結ぶほど、地方政府次元の交流が活発だ」とし「東西ドイツの場合、このような往来と交流を通じて 双方の住民間の先入観を捨て、絆を結ぶことができた」と語った。

そのようなことから 南北交流協力に対する自治体の役割と責任を繰り返し強調した。イ統一相は「南北住民の生活と直接触れ合う自治体の南北交流協力が、南北関係発展と朝鮮半島の平和定着を導くことにおいて重要な役割をする」と力説した。

イ統一相は、南北を取り巻く現情勢について「状況は決して易しくはない」としながらも、改善の可能性を期待した。イ統一相は「今年の上半期に南北関係を復元し、下半期に朝鮮半島平和プロセスを本軌道に乗せられるよう、努力していく」と語った。

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