米国のケリー 気候問題担当大統領特使は、17日韓国を訪問する(画像提供:wowkorea)
米国のケリー 気候問題担当大統領特使は、17日韓国を訪問する(画像提供:wowkorea)
米国のジョン・ケリー 気候問題担当大統領特使は、17日韓国を訪問する。一週間後に予定されている気候サミットに関する事案を話し合うための目的だが、この場で福島原子力発電所の汚染水(日本の名称:処理水)の海洋放流に関する論議がなされるか注目される。

米国務省は13日(現地時間)、ケリー特使が14日から17日に中国と韓国を順に巡訪することを明らかにした。17には韓国を訪問し、チョン・ウィヨン(鄭義溶)外相とパン・ギムン(潘基文)前国連事務総長と会う予定である。

今回のケリー特使の訪韓は、今月22日から23日の気候サミットの成功的な開催のため、米韓両国間の協力事案を話し合うためのものである。ジョー・バイデン米大統領がTV形式で行なう今回の気候サミット首脳会議には、全世界40か国の首脳が招請されている。また 来月30日から31日に韓国が執り行う「2021 P4Gソウル首脳会議」の準備に関する事案についても、話し合われるものとみられる。

一方 今回の公式議題ではないが、「福島原発汚染水海洋放流」問題が 対話のテーブルに上がる可能性がある。日本政府による今回の決定に対して、米国は「国際安全基準にしたがっている」として、日本を支持する姿勢を示している。

韓国はすでに米国側に、韓国民の福島原発汚染水への懸念と韓国の立場を伝えている。今回のケリー特使の訪韓で、米国側に韓国の懸念と立場を改めて強調する機会となる可能性がある。

また 日米韓の3角協力を重視するバイデン政権に、今回の事態が日韓関係の新たな悪材料として拡大しないよう、韓国側が仲裁役を要請するという見方も出ている。

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