15日、米国の声(VOA)によると、IOCの報道官は、「北朝鮮のオリンピック委員会(NOC)は、IOCの数回の要求にもかかわらず、電話会議を開く姿勢をとらなかった」と述べた。
IOCの報道官は「IOCは北朝鮮からオリンピック憲章に従ったオリンピック競技参加義務を免除してほしいという正式な申請も受けなかった」とし「私たちは電話会議で北朝鮮のコロナの状況について議論しようとしていた」と説明した。
先立って北朝鮮は6日、体育省「朝鮮体育」のホームページを通じてコロナの流行から選手を守るために東京オリンピックに参加しないことにしたと述べている。
一部では北朝鮮の今回の東京オリンピック不参加決定を、非核化に関連した北米間の交渉が決裂した2018年以来続いている「自発的孤立」の一環だという解釈も出ている。また、一方では「北朝鮮当局がオリンピック不参加を決定するほどコロナ防疫に負担を感じているようだ」などという分析も提起されている。
これに対してトーマス・バッハIOC委員長が北朝鮮の体育省と直接接触して、東京オリンピックの参加を要請できるのではないかという提起がなされていた。IOCは、2018年の江原平昌冬季五輪参加以来、北朝鮮との接触を維持してきたことが分かった。
しかし今回のIOCの接触の試みが失敗に終わったことで、北朝鮮の東京オリンピック不参加が覆される可能性も低くなった。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 88