韓国の丁世均 首相は、イランを訪問した(画像提供:wowkorea)
韓国の丁世均 首相は、イランを訪問した(画像提供:wowkorea)
イランを訪問中である韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相は、「航海の自由が保障されなければならない」とし「韓国の船舶に対する拿捕(だほ)事態が再発してはならない」と強調した。

今日(12日)韓国総理室によると、チョン首相は11日(現地時間)イランでエスハグ・ジャハンギリ第1副大統領と約1時間30分の会談を行なった後、共同記者会見を通じて「ホルムズ海峡の安定と平和は、我々の船舶の安全とエネルギー安保にも影響が大きいだけに、この海峡内の航海の自由が保障されなければならない」と語った。

イランは去る1月4日、ホルムズ海峡近くの海域で航海していた韓国の化学運搬船“韓国ケミ号”と韓国人5人を含む船員計20人を、海洋汚染の疑いで拿捕した。その後イランは今月9日に、韓国ケミ号の船長などを拿捕から95日ぶりに釈放した。

イランは 海洋汚染により船舶を拿捕したと伝えたが、韓国政府の要請にも証拠を提出しなかった。韓国政府は、米国の対イラン制裁により 韓国内の銀行に凍結されたイランのウォン資金が自由に使用できないことに対する不満が、拿捕の原因だとみている。

チョン首相は「イランの核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)に関する当事国間の建設的対話が進展することを、側面から支援する用意がある」とし「イランのウォン資金問題の解決のためにも、イランを含めた関連国と可能な協力を続けていく」と語った。これに対しジャハンギリ第1副大統領は資金凍結に関して「一日も早く資金問題を解除してくれることをお願いする」と語った。

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