30歳未満をアストラゼネカワクチンの接種対象から除外…接種延期・保留群は接種を再開=韓国(画像提供:wowkorea)
30歳未満をアストラゼネカワクチンの接種対象から除外…接種延期・保留群は接種を再開=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、30歳未満の年齢層は‘血栓論難’が起こったことからアストラゼネカワクチンの接種対象から除外される。当初、接種が延期されたり、保留されていた他の年齢層に対するアストラゼネカワクチン接種は12日から再開される。

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コロナ予防接種対応推進団のチョン・ウンギョン(鄭銀敬)団長は11日のブリーフィングで「8日に一時延期・保留していたアストラゼネカワクチンの予防接種を第2四半期(4~6月)の接種計画に従って、12日から再開する」と明らかにした。

ただし、30歳未満の年齢層に対しては、アストラゼネカワクチンではない別のワクチンを接種することになる。アストラゼネカワクチン接種によって誘発され得る血栓症によるリスクに比べ、ワクチン接種による利得は大きくないというのが当局の判断だ。これに先立ち、推進団はアストラゼネカワクチン接種をめぐる血栓論難が浮上したことを受け、8日、特殊教育・保育士、保健教師および保育士、脆弱施設の接種対象者14万2202人、60歳未満の対象者3万8771人など、計約18万人に対する接種を延期した。しかしその後、欧州医薬品庁(EMA)や英国医薬品健康管理製品規制庁(MHRA)が接種勧告の意見を出したことで状況は変化した。

専門家によると、アストラゼネカワクチン接種制限措置を施行した大半の国家は、基準年齢を50歳から60歳の間と定めている。つまり、アストラゼネカワクチンの接種後、副作用が相対的に少ない高齢層にのみ接種するということだ。これに対し、韓国では基準を30歳と定め、30代以上のすべての人に接種するという。結局、国内のワクチン需給が円滑でないために下された苦肉の策という指摘が出ている。コリョ(高麗)大学医学部予防医学科のチェ・ジェウク教授は「我々が持っているワクチンのほとんどはアストラゼネカ」とし「やむを得ず、満30歳の英国基準を借用するしかなかったのだろう」と述べた。

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