クォン・ドクチョル中央災難安全対策本部1次長(保健福祉部長官)(画像提供:wowkorea)
クォン・ドクチョル中央災難安全対策本部1次長(保健福祉部長官)(画像提供:wowkorea)
韓国のクォン・ドクチョル中央災難安全対策本部1次長(保健福祉部長官)が「コロナの拡散傾向がまた始まっている」とし「子どもたちが生活する学校や学習塾、我々が利用する飲食店、室内体育施設、生活の基盤である職場や家庭まで、日常の中でどこでも感染が発生している状況だ」と憂慮した。

クォン長官はこの日、ソウル市チョンノ(鍾路)区の政府ソウル庁舎で開かれたコロナ中央災難安全対策本部(中対本)会議で「1月中旬から400人前後に増減を繰り返していた国内の新規感染者数が、先週(4~10日)は1日平均580人に増加した」と明らかにした。

続いて「特に、先週水曜日からは全国的には1日平均約640人、首都圏だけを見ると1日平均約430人の新規確定者が報告されている。 非首都圏もほぼすべての自治体で患者規模が増加している」とし「子どもたちが生活する学校や塾、私たちが訪れる飲食店、室内体育施設、生活の基盤である職場や家庭まで、日常の中でどこでも感染している状況だ」と懸念した。

クォン長官は「危機の兆候はまだある」とし「どこで感染したのか分からない、感染経路不明の患者の割合が引き続き増えている」と言及した。

具体的に「昨年11月は感染経路不明の患者の割合が13%に過ぎなかったのに、最近は全体感染者数の4分の1を超えるほど高くなった」とし「感染経路不明の患者が増えるということは、コロナウイルスの感染速度が防疫当局の疫学調査速度を上回っているという危険信号」と警告した。さらに「地域社会のあちこちで隠れた感染者による『静かな感染』が頻繁に発生していることを意味する」と付け加えた。

クォン長官は「明日から3週間、国民の不便と被害を最小化するために、現行の距離確保段階は維持するが、首都圏と集団感染発生地域を中心に遊興施設に対する集合禁止など、強化した防疫措置を施行する」と述べた。

続いて「コロナ検査が必要な症状のある人が48時間以内に検査を受けられるよう診断検査体系を改善し、症状がなくても検査が必要な場合は近くの選別診療所で誰でも検査を受けられるようにする」と伝えた。

また「12日は大統領と関連部署の長官たちが共に特別防疫対策点検会議を通じて現在の状況を診断し、防疫対策も同時に点検する」とし「その結果は国民の皆さんに報告する」と説明した。

クォン長官は「今日の中対本会議では地域別防疫措置状況とコールセンターの防疫対策、アストラゼネカワクチン接種再開計画を論議する」とし「昨日(10日)専門家たちが参加した予防接種専門委員会は踏み込んだ論議を通じて保留されていたアストラゼネカワクチン接種は、30歳以上を対象に明日から再開することにした」と伝えた。

さらに「政府は国民の皆さんが安心して接種に参加できるよう接種再開の準備に最善を尽くす。対象者の皆さんの積極的な参加をお願いしたい」と訴えた。

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