キム・ギヒョン国民の力議員(画像提供:wowkorea)
キム・ギヒョン国民の力議員(画像提供:wowkorea)
国民の力のキム・ギヒョン議員は、大統領府ウルサン(蔚山)市長選挙介入疑惑事件を捜査してきた検察が、イ・ジンソク(李震錫)大統領府国政状況室長を起訴したことで事件を終結させたことについて「とかげのしっぽ切りで終わることではない」と警告した。

元蔚山市長の金議員は10日、フェイスブックを通じて「政治検察の真髄が何なのか、ムン・ジェイン(文在寅)大統領がなぜイ・ソンユン(李成尹)(ソウル中央地検長)を大事にしたのか、なぜユン・ソンニョル(尹錫悦)検察総長を追い出したのかを克明に物語っている」と述べた。

金議員は「私が被害者として検察で参考人調査を受ける際、ソン・チョルホ(宋哲鎬)弁護士(当時)とイム・ジョンソク大統領府秘書室長(当時)が大統領府で会い、任室長が蔚山市長選挙に介入したという事実が明らかになった物証があることをこの目で確認した」と主張した。

さらに「そのようにしっぽ切りをしたからといって胴体を隠すことができると考えているのなら誤算だ。『頭隠して尻隠さず』ということだ。手のひらで空を遮っているのか」と指摘した。

続いて「私は最後まで真実を明らかにする。憎たらしく私利私欲のために公権力を乱用し、大韓民国の民主主義を踏みにじり、選挙を翻弄した集団の首謀者に対する処罰がうやむやになることは、決して許さない」と声を高めた。

検察は、大統領府が2018年の地方選挙で文在寅大統領の30年来の友人である宋哲鎬候補を蔚山市長に当選させるために組織的に介入したという疑惑に対する捜査を行ってきた。

検察は当時、宋哲浩候補が李震錫大統領府社会秘書官に会い、ライバルだったキム・ギヒョン市長の核心公約である労働災害専門病院の設立発表を延期するよう要請し、李秘書官は発表時期を延ばすことに介入したとして、9日に李秘書官を在宅起訴した。

ただし、大統領府の上層と疑われていたイム・ジョンソク元大統領秘書室長、チョ・グク元大統領民情首席秘書官、イ・グァンチョル大統領民情秘書官(元民情首席室先任行政官)らについては「嫌疑を立証する証拠が不十分」として嫌疑なしで終結した。

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