ソウル市内の保健所でアストラゼネカのワクチンを扱う医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内の保健所でアストラゼネカのワクチンを扱う医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の各官庁で構成する「新型コロナウイルス予防接種対応推進団」は7日、8日から開始する予定だった特殊学校従事者、幼稚園・小中高校の養護教諭らを対象としたアストラゼネカ製の新型コロナワクチンの接種を延期することを決めた。同ワクチンの接種と血栓症との関連が取り沙汰されていることを受けた措置。またすでに接種を実施している満60歳未満についても、一時的に接種が見合わされる。 これにより、政府の4~6月期のワクチン接種計画は序盤から支障をきたすことになった。  欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)が6~9日(現地時間)の総会で同ワクチンの接種後に確認された血栓症について検討しているため、その結果を踏まえて計画を改めて推進するという。 EMAは先月末、同ワクチンと血栓増加の関連性について「証明されていない」としながらも、非常にまれな脳の血栓の症例との関連性が排除できないとしていた。希少な症例のほとんどは、55歳未満の女性で確認されているという。
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