「コロナ緊急事態」ブラジル、プーチンにSOS…「ロシアワクチン購入・生産」議論(画像提供:wowkorea)
「コロナ緊急事態」ブラジル、プーチンにSOS…「ロシアワクチン購入・生産」議論(画像提供:wowkorea)
コロナ関連の死亡者数が1日当たり4000人台の危機にあるブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領が6日(現地時間)、ロシアのプーチン大統領にスプートニクVワクチンの購入とブラジル独自の生産の可能性を打診した。

ロイター通信によると、ブラジルの大統領室はこの日、ボルソナーロ大統領がプーチン大統領との通話でこのように要請したと明らかにした。

ブラジルはコロナが世界大流行である「パンデミック」となって以来、連日死者数の最高値を更新し疲弊している。この日集計した前日の新規死者は4195人で初めて4000人台を超え、新規感染者は8万6979人だった。特に病院システムの過負荷によって死者が急増するという懸念が出ている。

ブラジルの保健規制当局アンビサ(Anvisa)はまだ、ロシアのスプートニクワクチンを承認しなかった。ブラジルの政府は書類の不備と不足を理由に先月、緊急使用の承認の決定を保留した。

ただし、現在、ブラジル全土の11州が6660万回分の購入を要求しており、承認を急ぐ圧力を受けている。アンビサ局長は「ロシアスプートニクワクチンの生産設備点検チームを派遣する計画だ」とこの日説明した。

また、ブラジル保健省は、自国企業であるウニアウキミカが国内で生産するスプートニクワクチン1000万回分も購入する予定である。

ボルソナーロ大統領はこの日、社会関係ネットワークにアップした映像で「承認されてブラジルでの生産も行われることを望む」とし「すぐに問題が解決されるだろう」と述べた。ボルソナーロ大統領は、マスクの着用やワクチン接種についての懐疑感を何度か示しており、大規模感染の責任論に直面している。
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