韓国政府「2次接種 滞りなく管理...ワクチンが足りなくなっても、交差接種はしない」(画像提供:wowkorea)
韓国政府「2次接種 滞りなく管理...ワクチンが足りなくなっても、交差接種はしない」(画像提供:wowkorea)
韓国の防疫当局が2次接種分を活用した新型コロナウイルス予防接種戦略について、今後の接種計画を問題なく管理できるという立場を明らかにした。ワクチン確保のために可能な選択肢すべてを検討し、2次接種分が足りなくても、1次接種ワクチンと他のワクチンを2次に接種しない計画である。

新型コロナウイルス予防接種対応推進団のキム・ギナム予防接種管理班長は6日、新型コロナウイルス定例ブリーフィングで、「ワクチンが入ったときに、1次と2次接種用が物理的に区分されているわけではない」とし「導入された量を最大限活用し、接種者を増やすために努力している」と述べた。

現在、防疫当局の接種戦略は、計2回の接種が必要なアストラゼネカ(AZ)製ワクチンの場合、2回目分を別途で備蓄せず、1回目の接種者を拡大する方向で進められている。これは65歳以上の療養病院と療養施設の患者、入所者、従事者の接種に適用している。 

一部では、今後、アストラゼネカ製ワクチンの供給日程が遅れたり中断されたりした場合、2回目の接種分が不足するという指摘が出ている。しかし、防疫当局はアストラゼネカの許可された接種間隔が8〜12週間であるため、需給問題なく管理できるという立場である。

キム班長は「接種間隔を8週間から12週間まで弾力的に運営をしながら、次に入ってくる量で2次接種を続けるという戦略を持っている」とし「2次接種は適正な接種間隔の期限内で支障がないよう、我々が管理し進行する」と明らかにした。

特に、韓国国内需給が逼迫した場合、SKケミカル安東ワクチン工場で生産されるアストラゼネカ製ワクチンの輸出制限については、「ワクチンの適切な導入のために、可能な限りの代案をすべて検討している」と答えた。

また、「ワクチン不足の場合、1次接種ワクチンと他の種類のワクチンを交差接種する案などは考慮していない」と強調した。アストラゼネカ製ワクチンの1回目を接種した後、ワクチンが足りないからといって2回目にファイザー製ワクチンを接種することはないという意味である。

キム班長は「現在まで交差接種については臨床的に根拠がまだ足りない状況のため、検討していない」とし「2次接種に支障が生じないよう、我々がワクチンの受給日程などを十分調整している」と改めて強調した。

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