光州市で3月に実施されたワクチン接種の模擬訓練の様子。接種を受けた後、経過を観察するため会場で一定時間待機する=(聯合ニュース)
光州市で3月に実施されたワクチン接種の模擬訓練の様子。接種を受けた後、経過を観察するため会場で一定時間待機する=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部によると、新型コロナウイルスのワクチン接種による副反応とみられる事例が6日午前0時までの24時間に新たに144件報告された。このうち死亡が4件だった。

 死亡した4人のうち2人は英アストラゼネカ製ワクチンを、残りの2人は米ファイザー製ワクチンの接種を受けた。ワクチン接種と死亡の因果関係は分かっていない。

 接種後の死者はこれで計36人となった。

 重症とみられる事例は3件で、いずれもアストラゼネカ製ワクチンを接種した。当局が接種との因果関係を確認する予定だ。重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに報告されなかった。

 それ以外の137件は筋肉痛、頭痛、発熱、悪寒、吐き気など、比較的軽い症状だった。

 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計1万1141件となった。前日までに1回目、2回目の接種を受けた累計102万7561人の1.08%に当たる。

 接種後の死者については、専門家らでつくる予防接種被害調査班が報告事例を検討している。その多くはワクチン接種との因果関係がないことが確認された。


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