先週行われた日米韓安保室長会議で、安保室長たちが対話している様子(画像提供:wowkorea)
先週行われた日米韓安保室長会議で、安保室長たちが対話している様子(画像提供:wowkorea)
米国の政権交代により小康状態にあった北東アジアの外交戦が、再び軌道に乗った。青瓦台(韓国大統領府)・韓国政府は日米韓安保室長会議と中韓外相会談を同時に消化しながら、朝鮮半島問題解決の意志を対内外に知らせた。今後は ムン・ジェイン(文在寅)大統領がジョー・バイデン米大統領、習近平 中国国家主席と直接会い、改めて朝鮮半島平和プロセスに勢いをつけるかが注目される。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

先週行われた日米韓安保室長会議と中韓外相会談においては、直前まで期待と懸念が交差していた。米中対立激化の中 米国と中国に同時に会うことにおいて、北核問題解決の再開を見出すことのできるという「利点」と、米中対立を更に激化させるという「懸念」という見方が出ていた。日米韓同盟を強固にしようとする米国と、韓国を米国へのけん制装置として活用しようとする中国の立場が、共に表れる外交戦であるということだ。

結果的に 米中対立の表面化を防ぎながらも、北核問題への関連国たちの共感の輪を形成したということは、今回の会議・会談の成果となった。

今後は 首脳たちによる「高空」外交戦へと移っていくようだ。今月16日(現地時間)にバイデン大統領が菅義偉首相との首脳会談が予定されている中、文大統領と習主席の行動半径にも関心が集まっている。米韓両国は両首脳による対面会談の時期調整に乗り出し、また 習主席の訪韓は依然として現在進行中にある。

ここに 北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記が習主席と首脳会談を行なうことになれば、北朝鮮を対話のテーブルに引きいれることのできる道も開かれてくることになる。

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