韓国軍、北によるミサイルの“軌跡追跡失敗”の指摘に「東方向へ発射したため」

韓国軍は、去る25日 北朝鮮による改良型イスカンデル・ミサイル（KN-23）の探知が「不完全」であったという指摘について「東方向へと発射したことにより、探知に限界があった」という立場を伝えた。地球の屈曲によるものとして、北朝鮮が南方向へと発射したのなら十分に捉えることができたということである。

キム・ジュン の最新ニュースまとめ

韓国合同参謀本部のキム・ジュンナク広報室長は本日（30日）、国防部（防衛省に相当）の定例会見で、“北朝鮮のミサイル軌跡を捉えるのに失敗した”という指摘について「南の方向であれば、我々が全ての情報を捉えることができる」とし「現段階においては これ以外の多様な出処のあらゆる情報資産から出てくる情報を総合して、精密分析している」と語った。

特にキム室長は、韓国軍が今回の北朝鮮によるミサイルの発射距離を450キロメートル、北朝鮮は600キロメートルと発表したことについて「初期に捉えられた情報を基に伝えた」とし「探知レーダーの特性を考慮すれば、地球の局面によって東方向へと発射される部分に対しては、初期に捉えられる部分を扱った」と説明した。

つづけて「（韓国軍の探知）能力やこのような部分については、これ以上疑問を抱く理由はないものとして、理解していただければと思う」と語った。

韓国国防部の報道官も「北朝鮮が発射する弾道ミサイルを含めた短距離ミサイルに対しては、米韓ミサイル防御システムを通じて 十分迎撃できる能力と態勢を備えている」と強調した。