中国の新型コロナ不活性化ワクチン(画像提供:wowkorea)
中国の新型コロナ不活性化ワクチン(画像提供:wowkorea)
中国では、新型コロナウイルス感染症ワクチンの累積接種件数が1億件を越えた。中国は集団免疫形成のために ワクチン接種のスピードを上げているが、人口対比での接種率は依然として低い。

今日(29日)中国官営CCTV(中国中央テレビ)によると、中国国家衛生健康委員会は 27日基準で中国全域の新型コロナワクチンの累積接種件数が、1億回分を突破したことを明らかにした。中国は現在、 14の省・市・自治体および新疆生産建設兵団(新疆ウイグル自治区の準軍事組織)で、集中的にワクチン接種を実施している。

このところ 中国のワクチン接種のスピードは速まっているようだ。先月10日基準では 累積のワクチン接種回数は4052万回分にすぎなかったが、今月23日には8284万6000回分、24日は8585万9700回分、25日は9134万6000回分、26日は9747万回分へと増加している。26日には、一日において 今までで最大の611万回の接種が行われた。

中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”は、ワクチン投与量だけをみると 中国は米国(約1億3000万回分)につづく世界2位だと説明した。それでも現在 中国の人口対比のワクチン接種率は5.76%で、世界57位にとどまっていることから、接種速度を一層上げるべきだという指摘が出ている。

中国は今年6月までに 人口の40%に対して新型コロナワクチンの接種を終えるという計画だが、現在のスピードでは目標達成が不透明な状況である。このことから 中国保健当局は、一日のワクチン接種回数を1000万回へと増やす計画である。

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