韓国銀行「新型コロナワクチンを接種しても“自発的防疫”が重要」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国銀行「新型コロナワクチンを接種しても“自発的防疫”が重要」=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種による心理的弛緩が発生しかねない状況で、自発的防疫の重要性がより浮き彫りになると予想されるという研究結果が出た。

韓国銀行は26日、“調査統計月報-感染症危機による防疫措置と経済的費用間の関係”報告書を発表し、このように明らかに。

韓国銀行はこの報告書で最近、ワクチン接種率が高いイスラエルを分析した。イスラエルはワクチン接種初期に新規感染者数が増える拡散期と相まって封鎖措置が並行されたことによって、モビリティー指数が下落したが、最近ではワクチン接種が増え封鎖措置が緩和されモビリティー指数が上昇した。

これを受け韓国銀行は「韓国も集団免疫形成時まで相当期間、社会的距離を置くこととマスク着用など自発的防疫を継続し並行する必要がある」と述べた。

さらに、韓国銀行は今後 類似した感染症危機が発生した場合、防疫がすぐに経済の基礎条件という観点から持続可能性を考慮し、感染症拡散初期には一貫した防疫水準を維持する必要があると指摘した。

一貫した防疫措置を実施すれば、短期的には経済的被害が大きくなる可能性もあるが、中長期的には防疫措置を緩める場合よりは持続可能性が相対的に高まるものと予想されるという理由からだ。

韓国銀行は「感染症拡散モデルの分析結果からも、初期に防疫強度が高くても感染者数を十分に下げた場合の方がそうしない場合よりもその後のGDP損失が小さいと分析される」とし「特に感染症の拡散が長期化した場合、一人一人が自発的に防疫を持続できるように環境を整えることが重要だ」と述べた。

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