「世界のワクチン工場」と呼ばれるインドが、自国優先の供給のために、新型コロナワクチンの輸出を一時的に中断した(画像提供:wowkorea)
「世界のワクチン工場」と呼ばれるインドが、自国優先の供給のために、新型コロナワクチンの輸出を一時的に中断した(画像提供:wowkorea)
「世界のワクチン工場」と呼ばれるインドが、自国優先の供給のために、新型コロナウイルス感染症ワクチンの輸出を一時的に中断した。インドがアストラゼネカ社ワクチンを大幅に生産していることから、インドからワクチン供給を受けてきた世界の低所得国家たちにとっては、大きなダメージを受けることになるものとみられる。

インドの新型コロナワクチンの最大現地製造企業であるセラム・インスティチュート・ オブ・インディア(SII)は、今月18日から4月末までワクチンの輸出を制限すると、25日(現地時間)ニューヨークタイムズ・BBC放送などが報道した。インド外務省の関係者はBBCとのインタビューで「今は国内の需要が優先だ」とし「ただ 輸出中断は一時的措置であり、5月からは供給が再開されるだろう」と明らかにした。

最近 インドでは、新型コロナの状況が深刻なことに加えて、来月1日からワクチン接種の対象の拡大により 国内ワクチンの需要が急増することが予想され、供給量を備蓄するための措置である。BBCによると、インドの新型コロナの感染者数は 去る18日に3万人、20日に4万人を突破した後、24日には4万7000人へと増加の傾向が続いていて、最近 新型コロナの「二重変異株」まで発見された状況である。国際統計サイト“Worldometer”によると、現在 インドの累積感染者数は1184万6000人あまりで、米国・ブラジルに次ぐ世界3位である。

全世界の新型コロナワクチンの約60%を製造しているインドのこのような措置により、中・低所得国家たちがダメージを受けるだろうと、ニューヨークタイムズは予想した。

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