「黄海守護の日」式典に出席した文大統領=26日、平沢(聯合ニュース)
「黄海守護の日」式典に出席した文大統領=26日、平沢(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、ソウル郊外の平沢市にある第2艦隊司令部で開かれた「西海(黄海)守護の日」の記念式典で、北朝鮮が25日に弾道ミサイル2発を発射したことについて、「対話の雰囲気に困難を与えることは決して望ましくない」として、「国民の憂慮が大きいことを知っている。今は南北米が対話を続けるため努力しなければならない時期」と述べた。

 文大統領は「朝鮮半島非核化の原則を守りながらわれわれ自身を防衛するのに十分な世界最高水準のミサイル能力を保有している」と強調。「独自の技術で開発した初の次世代最新型国産戦闘機KFXも近く国民に公開する」とし、「過去のどんな時よりも国防力と強固な韓米同盟でいかなる挑発も退けられる確固たる安保対応態勢を備えている」と述べた。

 また、「2033年ごろに公開される3万トン級の軽空母は世界最高水準のわれわれの造船技術で建造される」とし、「2018年から戦力化が進められている3000トン級の潜水艦事業を2024年に終える」と伝えた。

 その上で、「先進大洋海軍こそ韓国が進むべき海洋強国の強い土台」と述べた。

 西海守護の日は02年に起きた韓国と北朝鮮の銃撃戦「第2延坪海戦」、10年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件と延坪島砲撃事件で犠牲になった55人を追悼する日で、16年に政府の記念日に指定された。今年で6回目を迎える。


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