無記名秘密投票の原則違反でアニャン(安養)市議会議長選挙が無効=韓国(提供:news1)
無記名秘密投票の原則違反でアニャン(安養)市議会議長選挙が無効=韓国(提供:news1)
無記名秘密投票の原則を守らなかったと物議を醸した安養市議会下半期の議長選挙に裁判所が「選挙無効」の判決を下した。

スウォン(水原)地裁行政2部(ヤン・スンジュ部長判事)は25日、安養市議会の国民の力議員が市議会を相手に提訴した議長など選任議決無効確認訴訟で原告の主張を認めた。
裁判所はチョン・メンスク安養市議長と常任委員長選任議決を無効だと判決を下し、これらの選任決議効力を控訴審判決まで停止すると発表した。

これに先立ち共に民主党13人、国民の力8人(選挙当時将来統合党)で構成され安養市議会は昨年7月3日に下半期の議長選挙を実施した。
この過程で多数党である民主党は所属議員に対し、投票用紙に候補者の名前を書く際に、指定した位置に記入してから投票するように指示を出した。各議員に投票用紙上部・下部、左右に候補の名前を表記させるもので離脱票の防止措置だったと伝えられた。

上記のような投票の結果、民主党が議長候補として推したチョン・メンスク市議が12票を獲得して議長に選出された。

国民の力所属議員は同月20日、「投票方式を悪用して特定の人を選出した」として、議長と常任委員長選任決議効力の停止仮処分申請と同時に当選無効訴訟を提起した。
裁判所は昨年9月に仮処分申請を受理しチョン市議の議長職務は中断した。

チョン議長は最近、裁判所の判決を前に議長を辞任し、同党のチェ・ビョンイル副議長が議長職を代行している。
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