売上げの低下を懸念する飲食店が、国産キムチの使用を積極的にアピールし、原産地証明書を店内に掲示するなどの対応に出ているが、市民の心配を完全に払拭するのは難しいようだ。
24日、韓国メディア「news1」は動画拡散の影響で「飲食店でキムチを食べずに残す」、または「キムチが主材料となっているメニューを注文しない」などの雰囲気が高まっていると報じた。
これを前に、先ごろ韓国のオンラインコミュニティーで「中国で白菜を漬ける方法」というタイトルの動画が拡散。ネットユーザーに衝撃を与えた。
この動画には白菜を大量に漬けるシーンが映っているが、ビニールが被せられた大型水槽の中に上着を脱いだ中年の男性が白菜と共に入り込んでいる。下半身は何か着用しているのか、この動画からは確認することはできなかった。
白菜は黄土色の塩水に漬かり、上半身裸の男性が白菜を素手で動かし移動させていた。さらに、錆びたパワーショベルの先端が水槽の中に入り込んでいた。
この動画は昨年6月、中国最大のSNS「新浪微博」に投稿されたもので、動画が撮影された場所・日時などははっきりしていない。
当時、動画を投稿した中国人ネットユーザーは「自分はパワーショベルの技士」と自己紹介した上で「皆さんが食べる白菜も、私が漬けたものだ。このような方法で漬けた白菜は、韓国など各国に輸出されている」と主張した。
この動画を見た韓国のネットユーザーらは「もう中国のキムチは食べられない」、「中国キムチの輸入を禁止すべきだ」、「値段が安いからといって中国産を食べるのはやめよう」、「衛生面も問題だが、この動画が全世界へと拡散することでキムチという食品ブランドの価値が下がる懸念もある。韓国のイメージだけが悪くなるのではないか」、「いまからキムチの原産地を必ず確認する」などの反応をみせていた。
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