徐旭 韓国国防相は25日 インドを訪問するが、「クアッド論議は」行なわれるのだろうか(画像提供:wowkorea)
徐旭 韓国国防相は25日 インドを訪問するが、「クアッド論議は」行なわれるのだろうか(画像提供:wowkorea)
韓国国防部(防衛省)はきのう(23日)、“クアッド(Quad・日米豪印の4か国安保協議体)”と再び距離を置いた。ソ・ウク(徐旭)国防相がインドを訪問するが、この問題を論議する計画はないと線を引いたかたちだ。

韓国国防部によると、去る21日に出国したソ国防相は UAEの国防特任長官の招請で24日までUAEに滞在する。

その後 ソ国防相は25日にインドに渡り、その翌日にラジナート・シン インド国防相と会談を開く。ロイド・オースティン米国防長官がインドを訪問した直後に行われるという点で、どんなかたちであれ 「クアッド」に関する意見交換をするのではという見方が出ている。

このことについて 韓国国防省の報道官は「今回の訪問は、インドの国防相の要請により行われるものだ」とし「実質的に、クアッドに関して話し合う計画はない」と強調した。

しかし 先日の米韓外交・安保2+2会談後の共同記者会見で、「クアッド」に関する両国間の異見は如実に表れた。チョン・ウィヨン(鄭義溶)外相は「クアッドに関する直接的な論議はなかった」とし「我々の新南方政策と米国のインド・太平洋戦略がどのように協力され、目標を達成できるかを協議した」と語った。

一方 その直後にアントニー・ブリンケン米国務長官は「クアッドは非公式的同調国たちの集まりとして、様々な課題に対して協力しようとするものだ」とし「(ここで扱う課題について)韓国とも緊密に協力を続けている」と語った。これは事実上 クアッドの「価値」を韓国と共有しているものとして、「韓国がクアッドに参加しない理由はない」ということを意味している。

米国は、既存のクアッドに韓国・ベトナム・ニュージーランドを加えた「クアッドプラス」へと拡大させていく意志をもっている。

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