「被害呼訴人」の発言者である3議員が同時に選挙対策委員会の職責を辞任=韓国(提供:news1)
「被害呼訴人」の発言者である3議員が同時に選挙対策委員会の職責を辞任=韓国(提供:news1)
自殺した故パク・ウォンスン前ソウル市長のセクハラ被害者を事件初期に「被害呼訴人」(=被害を訴えている人)と呼び、2次的加害の物議を醸した韓国与党「共に民主党」のソウル市長補欠選挙キャンプのコ・ミンジョン、ナム・インスン、チン・ソンミ議員が18日、揃って職責を退いた。

被害者Aさんが記者会見を開き、議員たちの謝罪と辞任を要求してから僅か1日のことである。

チン・ソンミ議員はこの日の午後、自身のSNSで被害者に許しを請い、日常が戻ることを心から願い、共同選対本部長の役職からの辞意を表明した。

「未熟であるがため頼っていた存在が消えた事実を前に、被害者の苦痛を含め、全ての状況を防げなかったのかという自責の念に、無力感に、泣きながら過ごしていることを正直に告白する」とし「いつかきちんと真実を伝えられるだろうと願いながら被害者に許しを請う」と付け加えた。

ナム・インスン議員も午後遅くにアン・ギュベク常任選対委員長に共同選対本部長職から退く意思を伝えた。

ナム議員は「被害者に苦痛を与えたことを深く謝罪し、日常生活が戻ることを心から願っている」との立場と共に共同選対本部長辞任の意思を明らかにした。

これに先立ちコ・ミンジョン議員もSNSを通じて「私の過ちで、被害者に苦痛を与えてしまったことを陳謝したい」と選挙対策委員会報道官職を辞退した。

被害者Aさんは17日の記者会見で「民主党は私を「被害呼訴人」と呼び、投票率23%の党員投票でソウル市長候補を出した。今の(パク候補)選挙キャンプには私を傷つけた人がたくさんいる」と訴えた。

また「私の回復に最も必要なことは許さないことだと悟った」とし「過ちを心から認めるならば許したい。あの方の過ちだけでなく、今も続いている私を傷付けた全てについて心から謝罪せよ」と要求した。

Aさんは、事件当時「被害呼訴人」という自分を呼んだコ・ミンジョン、ナム・インスン、チン・ソンミ議員に対して民主党に懲戒を要求した。
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