韓国経済副首相、米財務長官と初の電話会談「戦略的協力を強化」

韓国のホン・ナムギ（洪楠基）経済副首相兼企画財政部長は17日午前8時（日本時間）、ジャネット・イエレン米財務長官と電話会談し、米韓両国の経済・金融懸案や協力強化案について議論した。

　今回の通話は、今年1月にイエレン長官が就任後、初めて行われた2国間の対話だ。両国は米韓同盟の重要性と新型コロナウイルスの危機克服、気候変動への対応などに向けた両国の経済・金融協力強化の必要性に共感した。

　洪副首相は第78代の財務長官に就任したイエレン長官に祝辞を述べ、世界的な経済・保健危機を克服するためにイエレン長官の大きな役割を期待すると述べた。

　洪副首相は「バイデン政府の核心的な経済議題と韓国政府の政策基調は共通項が多く、協力の余地が大きい」と述べ、「特に両国が気候変動への対応の重要性について認識を共にし、4月の気候首脳会議と5月に韓国で開かれる『グリーン成長およびグローバル目標2030に向けた連帯（P4G）』首脳会議を通じて、気候変動への対応に関する国際社会の協力で先導的な役割を果たすことを期待する」と述べた。

　洪副首相はこれと共に△保健・バイオ、△気候変動対応、△グリーン・デジタル経済転換、△先端技術、△多者主義復元などの分野で戦略的協力関係を強化していくことを提案した。

　イエレン長官も韓国経済の躍動性と回復力を高く評価し、両国間の経済協力強化の必要性に共感した。特に、韓国のグリーンニューディール政策など、気候変動への対応努力についても歓迎すると言及した。