農繁期控えた北朝鮮…韓国統一部、南北「農業協力」を検討(画像提供:wowkorea)
農繁期控えた北朝鮮…韓国統一部、南北「農業協力」を検討(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が春の農繁期を控え農業生産の増大に力を注ぐ中、韓国政府は南北「農業協力」の検討を始めた。

16日統一部(部は省に相当)によると、統一部は前日、交流協力室の主宰で「南北農業協力専門家歓談会」を開催した。

歓談会では北朝鮮の農業生産性増大のための南北農業協力方案が議論されたものと伝えられた。統一部関係者はもちろん、韓国農村経済研究院、北朝鮮農業研究センターの関係者らが参席した。

農繁期を控えた北朝鮮は最近、肥料の生産や穀類の生産などの農業生産力を高めるため拍車をかけている様子だ。

北朝鮮がこのように農業分野に拍車をかける理由は、北朝鮮の経済分野で農業が占める割合が非常に高いだけでなく、昨年の異例的な水害・台風被害による食糧不足の懸念があるためだとみられる。

こうした北朝鮮の事情を考慮し、統一部は食糧生産を高めることのできる肥料など農業の全般的な部分で南北協力の可能性があるかを検討するとの意思を示した。

統一部当局者は前日、「北朝鮮の食糧・肥料状況など全般的な人道的需要はわれわれが綿密に調査しており、どんな協力案が最も適切かについての検討も持続的に行っている」と明らかにした。

まずは政府の具体的な農業や食糧、肥料などと関連した南北協力案が提示されなければならない。その後、国民の共感を得た後に北朝鮮側の呼応を導かなければならない。

ただ、北朝鮮は新型コロナウイルスを理由に国境を遮断し外部との接触を避けており、米国の接触要請にも応じない姿勢を維持するなど、対外的には様子見の状態が続いており、協力にいつ応じるかは未知数だ。
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