鄭義溶・外交部長官(同部提供)=(聯合ニュース)
鄭義溶・外交部長官(同部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は11日、就任後初めて国連のグテレス事務総長と電話会談し、韓国と北朝鮮が国連に加盟してから今年で30年になることを受け、南北関係発展の新たなきっかけづくりに取り組む姿勢を示した。韓国外交部が明らかにした。

 グテレス氏は朝鮮半島の平和構築に向けた韓国政府の取り組みへの支持を表明した。

 両氏は平和維持や新型コロナウイルスの感染拡大、気候変動など世界的な課題への対応を巡り、国連の主導的な役割と韓国の寄与を評価し、協力を強化することで一致した。

 グテレス氏は5月にソウルで開催される「グリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)首脳会談」と12月の平和維持に関する国連の閣僚級会合への出席を前向きに検討するとした。

 また、鄭氏は国連事務局の高官ポストへの韓国人進出拡大に対し関心を持つよう求め、グテレス氏は「好意的に検討する」と応じた。

 鄭氏は12月末に任期を迎えるグテレス氏の再任を支持すると表明した。


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