韓国統一省「米韓合同演習の“最小化”」…「北の柔軟な態度を“期待”」

韓国統一部（省）は、今年前半の米韓合同軍事演習の規模を縮小して実施することについて「北朝鮮も我々の努力に呼応し、柔軟な態度を示してくれることを期待する」と明らかにした。

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韓国統一部の報道官は今日（8日）の定例会見で「今回の演習は、方式と規模の面で柔軟に最小化されたかたちで行なわれることになる」とし「朝鮮半島の平和プロセスを支える方向で実施されるよう、努力していく」と語った。

つづいて北朝鮮に対して「北朝鮮もこのような努力に呼応して、朝鮮半島の平和構築のために、知恵深く柔軟な態度を示してくれることを期待する」と語った。

また「統一部はこれまで、新型コロナウイルス感染症事態・東京オリンピック・米国の対北政策構築・戦時作戦統制権の返還など諸般の状況を総合的に考慮して、米韓合同訓練が朝鮮半島の軍事的緊張をもたらす要因とならないよう、知恵をもって柔軟に対処すべきだという立場を一貫して固持してきた」と強調した。

北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）労働党総書記は 昨年12月の党大会事業総和報告で「南側（韓国）の態度によっては『3年前の“春”』へと戻ることができる」として、米韓合同演習の中断などを先決条件として掲げていた。