電気自動車メーカーのテスラ600ドルまで下落…株価急落の4つの理由(画像提供:wowkorea)
電気自動車メーカーのテスラ600ドルまで下落…株価急落の4つの理由(画像提供:wowkorea)
米国の電気自動車メーカーであるテスラの株価が600ドル以下まで下落した。テスラは先月ビットコインを、大規模買収して話題になったが、後に株価が30%ほど低下した。

テスラの株価が急落した理由は、△インフレ懸念の高まり△市場競争が激しくなった△ビットコイン投資△車両用半導体不足などのためだと考えられる。

◇市場のインフレ懸念の高まり:まずインフレ懸念により米国の10年物国債の利回り(金利)上昇が大きな悪材料となっている。

金利が上がれば企業の借入コストが増え、実績が悪化することとなる。これらの懸念が高評価の株式を中心に拡大した。

特に今月4日、米連邦準備制度(FRB)のジェローム・パウエル議長がインフレの可能性に言及しながらも国債の利回りに関する対応方針については触れず、株式市場は失望感を示した。

◇市場競争激化:市場の競争が激しくなった点も直接的な打撃となった。

GM、フォード、フォルクスワーゲンなどの伝統的な自動車メーカーも相次いで電気自動車に注力するという状況である。欧州では1位の座を逃し、中国でも国内のメーカーに押されている状況だ。米国での状況もよくない。

今月5日CNNはモルガン・スタンレーを引用して、2月の米国の電気自動車市場のテスラのシェアは69%で、前年(81%)に比べ減少したと報じた。

◇ビットコイン投資も不安高める:テスラがビットコインに巨額投資したことも、株価の不安定性をさらに増大させた。同社は、2月8日に現金保有額の約8%の水準である15億ドル(約1600億円)分のビットコインを購入した事実を公開した。

その後株価が約30%下落した。ビットコインの約20%の下落よりも大幅に下落したのである。

◇車両用半導体の不足もマイナス要因:車両用半導体の不足でテスラが二日間工場を停止した点、米国・ドイツ・中国に工場を建てたり拡張する費用が増加したことも株価にマイナスとなったと専門家らは述べている。
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