ワシントンに向け、仁川国際空港を出発する前、記者団の質問に答える鄭恩甫氏=4日、仁川(聯合ニュース)
ワシントンに向け、仁川国際空港を出発する前、記者団の質問に答える鄭恩甫氏=4日、仁川(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】韓国と米国は米ワシントンで行っている2020年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める9回目の協議を1日延長した。消息筋が6日(米東部時間)、明らかにした。 協議は5日に始まった。韓国側の代表団は6日に交渉を終え、7日に帰国の途に就く予定だったが、争点を巡って調整を続けるため、交渉を延長したという。 協議には韓国から外交部の鄭恩甫(チョン・ウンボ)韓米防衛費分担交渉代表、米国から国務省のダーナ・ウェルトン防衛費分担交渉代表がそれぞれ首席代表として出席。今回の協議はバイデン米政権発足直後の先月5日、テレビ会議の形式で開かれて以来。 鄭氏は訪米前の4日、「原則的な側面から大部分の争点が解消されるよう努力する」と述べ、交渉を事実上終結させたい考えを示した。 米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官が日本訪問後の17~18日の訪韓を調整しており、2人の訪韓に合わせて交渉妥結を発表するため、追加交渉を行っているとの見方もある。 米国務省は交渉に関する聯合ニュースの質疑に対し、「以前にも言及したように、われわれは合意に極めて近づきつつある」との立場を重ねて表明した。 両国は昨年3月、20年の韓国側負担額を19年の1兆389億ウォン(約1000億円)から約13%引き上げる案に暫定合意したが、当時のトランプ米大統領が拒否したため、最終合意に至らなかった。 現在、韓国側は13%の引き上げが限度という立場で、米側と大きな隔たりはないようだ。
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