ピョン・ヒスさん=(聯合ニュース)
ピョン・ヒスさん=(聯合ニュース)
【清州聯合ニュース】男性から女性への性別適合(性転換)手術を受けて軍隊に復帰した後、強制的に除隊させられた元兵士のピョン・ヒスさんが3日、自宅で亡くなっているのが見つかった。 警察によると、この日午後6時ごろ、自宅で亡くなっているピョンさんを消防隊が見つけた。消防当局はピョンさんが利用していたカウンセリングセンターから通報を受け出動した。センターは過去に自殺を試みたことがあるビョンさんと先月28日から連絡が取れていないことを心配し、通報した。 消防はピョンさんの遺体の状況などから、亡くなってから相当な時間がたっていると見ている。付近の住民によると、3カ月前にピョンさんが自殺を試みて警察が出動する騒ぎがあった。 遺書などは見つかっていないという。 ピョンさんは2019年の休暇中に性別適合手術を受けて復帰した後、服務を続けることを希望したにもかかわらず強制的に除隊させられた。昨年2月に除隊の取り消しを求めて人事訴請を起こしたが、陸軍は請求を棄却した。 ピョンさんは昨年8月、陸軍参謀総長を相手取り除隊の取り消しを求める訴訟を大田地裁起こし、来月15日に第1回の口頭弁論が予定されていた。
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