戦時作戦統制権転換の検証は困難、米韓軍事演習は予行演習に縮小=韓国(画像提供:wowkorea)
戦時作戦統制権転換の検証は困難、米韓軍事演習は予行演習に縮小=韓国(画像提供:wowkorea)
戦時作戦統制権の転換に必須な未来連合軍司令部の完全運用能力の評価・検証が今年上半期の米韓連合軍事訓練でも予行演習にとどまる。

一部では新型コロナにより今年も戦作権転換の「検証」自体が難しくなる可能性があるという声が出ている。

軍関係者によると、米韓軍事演習は今月8日から18日まで行われる予定で、軍は2日から米韓演習の「事前演習」ともいえる危機管理参謀演習(CMTS)を実施している。

ただ、練習規模は昨年後半と同様に縮小されそうだ。コロナの状況を含め、3日まで増員される米軍兵力が韓国に到着しなかったという点で、例年規模の訓練実施は難しいとみえる。

特に、在韓米軍はコロナの流入を防ぐため、海外から入国する将兵を2週間隔離措置している。上半期の演習が1週間後に迫った状況で、演習が正常に進められる可能性は低い。

また、最近、合同参謀本部と各軍内のコロナの拡散傾向が続き、米韓演習の縮小実施は避けられないという声も出ている。

このような状況の中、今年上半期の米韓演習も野外実機動演習(FTX)はなく、コンピューター・シミュレーション方式の連合指揮所演習(CPX)だけで施行されると予想されている。
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