グロッシ氏=(聯合ニュースTV)
グロッシ氏=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は1日に開かれた定例理事会で、北朝鮮の実験用軽水炉で昨年末に実施された冷却水施設試験を含め、内部工事を続けている証拠が見つかったと明らかにした。

 ただ、現段階では寧辺で濃縮ウランを生産しているという兆候はないとした上で、「(平壌付近の)降仙では(核関連)活動が行われている」と述べた。

 また、北朝鮮が5メガワットの原子炉を稼働している動きはないが、放射化学実験室で使われる火力発電所を運営していると報告した。その上で、「北朝鮮の核活動は依然としてIAEAの深刻な懸念として残っている」とし、「北の核計画の継続は国連安全保障理事会の決議に明白に違反するもので、実に遺憾だ」と述べた。

 グロッシ氏は昨年9月にも北朝鮮が降仙でウランを濃縮している可能性があると指摘していた。


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