3・1節の大規模集会は「なし」…豪雨に縮こまった光化門＝韓国

韓国では今日（1日） 3・1節（1919年3月1日の三・一独立運動を記念する日）の「分割」集会を予告していた保守団体たちが、クァンファムン（光化門）をはじめとしたソウルの都心で、散発的に集会と記者会見を行なった。防疫当局が新型コロナウイルス感染症拡散を懸念し、10人以上の集会を許可しなかったことに加えて、豪雨が降り続いたことから、大規模集会へと展開することはなかった。ただ 一部 集会の参加たちと集会を制限しようとする警察の間で、摩擦が生じる事態が起きた。

この日 防疫当局による人数制限のため、光化門一帯には 所々で散発的な集会だけが開かれた。今回 ソウル市と警察は、2000人以上が集会に参加することを予想していたが、集まった人数は予想より少なかった。

保守団体たちは光化門の近くで、小規模集会と記者会見を同時多発的に実施した。“自由民主国民行動”は「自由民主主義を守る集会・結社の自由が裁判所により封鎖され、大法院（最高裁）の院長が左派政権の護衛隊長と化した」、「野党の闘争も期待できず、大韓民国の自由を守るために、国民が直接乗り出すことになった」と主張した。

また 昨年夏 物議を醸したサラン第一教会のチョン・グァンフン牧師の率いる“文在寅逮捕国民特検団”も「ムン・ジェイン（文在寅）大統領を即刻 罷免し、逮捕・拘禁するべきだ」と強調した。

一方 保守政党“ウリ共和党”のチョ・ウォンジン代表は、ソウルのタプコル公園で記者会見を開き「文在寅左派政権は、自由市場の経済体制を崩壊させ、社会主義へと進んでいる。文政権を追い出そう」と訴えた。