元徴用工への慰謝料の支払いを命じる韓国最高裁の判決を履行していなかった三菱重工業が、裁判所の差し押さえ命令を不服として申し立てた抗告が棄却された。(画像提供:wowkorea)
元徴用工への慰謝料の支払いを命じる韓国最高裁の判決を履行していなかった三菱重工業が、裁判所の差し押さえ命令を不服として申し立てた抗告が棄却された。(画像提供:wowkorea)
元徴用工への慰謝料の支払いを命じる韓国最高裁の判決を履行していなかった三菱重工業が、裁判所の差し押さえ命令を不服として申し立てた抗告が棄却された。

 16日、韓国法曹界によると、大田地裁は今月9日、三菱重工業が元徴用工を相手取って起こした特許権の差し押さえ命令に対する抗告を棄却した。

 裁判部は「この事件の執行債権は、韓日請求権協定の対象にならないという最高裁判所の判決がある」とし、「韓日請求権協定により、強制執行も障害事由があるという三菱重工の主張は妥当だと見ることはできない」と判示した。

 裁判部はこのような決定書類を旧正月連休前日の去る10日に、三菱重工側に発送した。

 今回棄却された特許権は、元徴用工4人のうち1人分であり、他の3人による特許・商標権差し押さえ命令の抗告事項は、大田地裁民事控訴部に割り当てられた。これに対する判断結果はまだ出ていない。


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