来月初め実施の米韓合同軍事演習の延期や中止なしには、南北間の対話回復が難しいという提案が伝えられた(画像提供:wowkorea)
来月初め実施の米韓合同軍事演習の延期や中止なしには、南北間の対話回復が難しいという提案が伝えられた(画像提供:wowkorea)
来月初めに実施されるとみられる米韓合同軍事演習の延期や中止なしには、南北間の対話回復が難しいという提案が伝えられた。韓国の政府系シンクタンクであり国策研究機関である“統一研究院”は きのう(25日)、北朝鮮の非核化交渉再開のために米韓合同演習を延期または中止する必要があるという報告書を出した。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

統一研究院のキム・サンギ平和研究委員は この日“ジョー・バイデン米政権発足以降の米朝関係:展望と課題”というタイトルのオンラインシリーズ報告書で「米韓合同演習を実施すれば、北朝鮮はどんな方式をとってでも反発する可能性がある」と主張した。

キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮労働党総書記が今年初めに開いた党大会で、米韓合同演習の中断を事実上の南北改善の先決条件として提示しただけに、現実的に演習の延期・中止なしには 南北対話の回復が当分の間 困難だろうという分析によるものである。

また 2018年に始まった“朝鮮半島平和プロセス”は、ムン・ジェイン(文在寅)政権の米韓合同演習延期の意志表明として始まったもので、演習の延期または中止を通じて米朝対話再開の糸口を見つけ得るものと期待されている。この報告書によると「まず3月の合同演習を延期し南北対話を回復させたのち、軍事演習・軍備増強問題について南北軍事共同委員会を構成し協議するという方案を検討する必要がある」と伝えている。

キム研究院は「段階的・同時的方法を韓国の北核解決法として公式化し、具体的交渉案を米国に提案することで、米国が出来るだけ早く北核問題解決に乗り出し 交渉が再開されるよう、説得および仲裁することが必要だ」と付け加えた。

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