韓国のバイオベンチャー企業“ピープルバイオ”の「初期アルツハイマー認知症診断キット」(画像提供:wowkorea)
韓国のバイオベンチャー企業“ピープルバイオ”の「初期アルツハイマー認知症診断キット」(画像提供:wowkorea)
「血 一滴でアルツハイマー認知症にかかっているかの初期診断ができる。精度は90%を越える。世界的に最も高い水準だ。現在 初期のアルツハイマー認知症を診断するために一般的に使われている問診テストの精度は60%前後だ」

カン・ソンミン の最新ニュースまとめ

韓国の“退行性脳疾患”専門企業である“ピープルバイオ”のカン・ソンミン代表は、最近 世界初の初期アルツハイマー認知症の診断キットの常用化に成功し、今年から本格的に市場に進出していると語った。

この会社は去る2018年、韓国食品医薬品安全処(庁)から血液基盤の初期アルツハイマー認知症診断キットとして医療機器の認証を受け、この分野のグローバルフロンティアとして登場した。ヨーロッパでは統合規格認証(CE)を昨年11月に獲得し、現地企業たちと市場販路を築くために協議している。米国でも この会社の診断キットに関心を示す診断企業たちと交渉を進めている。

カン代表は「アルツハイマー病は、認知症という症状が表れるのに15年から25年前から病理が始まるといわれている。アルツハイマー病は早期に発見し管理すれば、進行速度を顕著に遅らせることができるだけでなく、この疾患に備えることのできる時間をかせぐことができる」と語った。

韓国の場合 認知症患者が2018年に80万人を越え、2040年には200万人を突破するものと予想される中、カン代表は 早期の認知症診断の重要性が高まっていると強調した。

また 世界の認知症人口は5000万人規模であるが、全世界的に高齢化が進む中 2050年には認知症患者が1億5000万人を越えるものと、業界は予想している。

カン代表は「アルツハイマー認知症が始まる初期には、脳内で最初にベータアミロイドという物質が凝集化する病理的現象が起きる。我々が開発した血液検査法は、この物質を初期に測定できる革新的技術として 世界で唯一である」と語った。

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