北朝鮮によるハッキング、新型コロナ関連医療・製薬メーカーに集中(画像提供:wowkorea)
北朝鮮によるハッキング、新型コロナ関連医療・製薬メーカーに集中(画像提供:wowkorea)
北朝鮮のハッカーらが昨年、新型コロナウイルスワクチンの開発と関連した製薬メーカーなどを対象に集中的なハッキング活動を行ったとの分析が出た。

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24日米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、米セキュリティ企業クラウドストライクは、最近発刊した「2021世界脅威報告書」で、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」の下部組織らがこうした活動を行ったと明らかにした。

クラウドストライクが挙げたラザルスの下部組織は、「ミロ・チョンリマ(千里馬)」、「ベルベット・チョンリマ」、「チンムク・チョンリマ」、「ピョルトン・チョンリマ」などで、これらの組織は昨年4月にハッキング対象の物色を始め、9月に入り本格的な活動を開始した。

特に2014年にソニー・ピクチャーズエンタテインメントをハッキングしたことで知られる「チンムク・チョンリマ」は、アジア所在の製薬メーカーの電算網に対する侵入を試み、「ベルベット・チョンリマ」は韓国・英国などの製薬メーカーのインターネットドメインアドレスを盗用する手法でフィッシングメールを配布したものとみられる。

メーカーは、「ミロ・チョンリマ」も新型コロナウイルスワクチンなどに関する情報を狙い、米医療・製薬メーカーの電算網への侵入を試みたと説明した。

このほかにも、「ピョルトン・チョンリマ」などの組織は金銭奪取を目的に悪性コードが搭載された仮想通貨取引アプリケーションを流布させたり、仮想通貨取引のウェブサイトを直接ハッキングしたものと調査された。
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